「くるみボタン」=木や金属でできたボタンの芯の部分を布で包んだボタンのこと。 漢字で書くと「包み釦」、英語だと「Covered Button」と呼ばれています。
中世ヨーロッパ時代から布を留めたりして使われだしたボタンは、
中世時代のアンティークドレスに使われているのをよく見受けられます。背中に整然と並んだくるみボタンには厳粛でクラシック、上品なイメージを持ちます。
この時代のウェディングドレスは、母から娘へと受け継がれていくことも多くあった頃。娘のためにウェディングドレスを仕立て直し、簡単に脱がすことのできない「くるみボタン」でドレスを固く留めることで、新郎に対しての「娘を大切に扱ってほしい」という思い、愛情が込められていたのではないかと言われています。
宗教的純潔さとは別に、そこには今も変わらない親心も含まれていたのではないでしょうか。
ドレスに施された「くるみボタン」に包まれているのは、花嫁に対する幸せになって欲しいという「願い」や「気持ち」だったのかもしれません。家族のことを想って手作業で仕立てられたドレスは、日本の刺し子と同じものを感じます。
刺し子の模様には、自然のモチーフや、家族の健康、作物の豊作など、愛する家族を想う気持ちや、生活の祈りなどを模様に表しているものが多くあります。くるみボタンに施す刺し子は、その模様に込められた「想い」をくるみボタンに包み、手にとって身につけていただける方に、気配や手触りと一緒にお届けします。
絲綴のくるみボタンは、38mm、48mm、64mm、3種類のサイズ展開です。ゴム付き(38mm)、とブローチ(48mm、64mm)2種製作しています。 ボタンパーツはアルミニウム製でアメリカ製造のものを使用しており、軽く適度な硬さがあります。裏面にフェルト貼りをしています。
INFORMATION | ITEM | 刺し子のくるみボタン |
MATERIAL | 100% cotton hand-woven/ machine-woven Sashiko thread : indigo dyed / DARUMA sashiko stiching thin thread (ecru) |
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COLOR | indigo dyed | |
SIZE | W D H | |
NOTE | 古布を使ったアイテムには、古布特有の風合いを活かして製作しています。 ほつれ、破れなどがある場合があります。 |